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異業種間の架け橋となれるような
ものづくりをサポートする。

2017年1月に創業したアールテックは、ものづくりに特化した製造業専門商社だ。日立市にまだあまり聞き馴染みのない「製造業専門商社」という肩書き。そこに込めた想いについて、今野社長は言う。「自社で製造設備を保有する会社にも、それぞれ得意分野があります。弊社は数ある会社の得意分野を見極めて、適材適所、その製品にあった技術をお客様に繋いでいくことで、高品質で低コスト、短納期を実現させていく。目指すは異業種間の架け橋となれるようなものづくりをサポートすることです」。溶接加工一つを取っても、薄物溶接、厚物溶接、配管溶接など多種多様だ。そういったなかでアールテックは50社以上になる協力工場から数社を提案し、お客様の希望に沿った品質・コスト・納期に合わせて製作。最終的には検査・梱包も行い、お客様のもとへ届けている。「例えば通常納期までに2か月かかるものを、弊社では20日間で製作して納品することを目標としています。また、営業が社内に足りず困っている。複数案件の対応が間に合わず、一本化して製作して欲しいなど、お客様が持つイメージの段階からサポートし、形にすることも弊社の特徴ですね」。社長業に加えて、営業から製造、納品まですべてを担っている今野社長がアールテックを創業するに至った背景。それは前職での経験とサポートと後押しがあってこそだと話す。「同じ日立市で主に製缶・溶接・設計を行う企業に勤務していたのですが、そこでの経験が今の自分を作ってくれています。当時、社長に『正直に生きろ』と言われたんですが、それがずっと自分の心に残っています。例えば弊社は中間業者ですが、予算の駆け引きはせずに正直に仕事をする。そういった心がけがすごく大切になってくると思うんです」。創業して3年。まもなく（2019年3月現在）事務所を移転し、自社工場も隣に設ける予定だ。今野社長にさらなる多忙な日々が待っている。「自社工場には細かな部品製造のための溶接機を整える予定です。薬品や食品関係の部品の製造で、主にステンレスの溶接のご依頼をいただくことが多いので、自社で対応してより迅速な納品を目指していきます」。